柴犬の換毛期。それは年に2回訪れる、柴犬脱皮の儀式です。
夏には少し硬めの毛並みに、冬にはふかふかの抱きしめたくなる柔らかい毛並みに変わっていくのです。

我が家は3歳になる豆柴と暮らしていますが、毎年この換毛期時期のお手入れには手を焼きます。この換毛期、何が一番大変かと言えば「抜ける毛量が尋常じゃない」ということ。我が家は6キロ程度の豆柴ですがそれでもかなりの毛が抜けますので、普通の柴犬の換毛期はとてつもないことが想像できます。

さて、この換毛期で大事になってくるのは毎日のブラッシングです。換毛期になると、太もも辺りやお尻に抜けかけの毛が固まってもこもこしてきます。それを引っ張った時にごっそり抜ける毛にちょっとした快感を覚えるのですが、まだらにもこもこした状態は、少しみっともないのです。それを避けるために、毎日やさしくブラッシングをしてあげます。そうすると、キューティクルもでき換毛期でもそれなりの毛艶がキープできるのです。
時間のある時、テレビを見ながらでも、日々ブラッシングしてあげることで愛犬とのスキンシップも図れますし人に触られることに慣れさせることもできます。小さい時からそういったケアをしながらやさしく触れてあげると、病院や他の人に触られたときの対策にもなりますので大変おすすめです。

ブラッシングに使用するブラシは、ペットショップやネット通販でもたくさん出回っています。正直どれでもそれなりの効果はあると思いますが、犬種にもよります。我が家の愛犬・豆柴は換毛期に毛をかきとることを第一の目的としていますので、それ用のブラシを使用しています。中には毛艶を出すためにだけ使用するブラシなども販売しているので、それぞれの用途で使い分けるといいのかなと思います。

今は換毛期に出る大量の毛を用いて、クッションを作る人もいるようです。本当にそれくらい毎日抜け落ちるので、ブラッシングはもちろんですがお部屋の掃除も欠かせません。掃除機のゴミのたまるダクトの掃除にも追われることになりますが、仕方ありません。この年2回の換毛期を乗り越えればふかふかでつやつやの愛犬を抱きしめることができ、愛犬との絆も手に入れることができますよ。