わんちゃんをブラッシングすることには、3つのある効果があります。以前トリマーをしていた筆者が、ブラッシングの大切さについてご説明します。

まず、ブラッシングの3つの効果とは、「1.皮膚を清潔に保つ役目」「2.病気や異変に気づける」「3.スキンシップになる」この3つの効果が期待できます。一つずつ説明していきます。

「1.皮膚を清潔に保つ役目」
毛玉ができてしまうとそこに汚れがたまっていき、皮膚が炎症を起こしてしまう原因になってしまいます。そのため、定期的にブラッシングをして毛玉を予防することが重要です。毛玉ができてしまってからでは取り除くのが大変になってしまうため、毎日のブラッシングはとても大切です。

「2.病気や異変に気づける」
ブラッシングをすることで、皮膚の状態を確認することができます。さらに、毎日ブラッシングをしていれば異変にも気づきやすくなります。
筆者がトリマー現役だったとき、ブラッシングの最中に皮膚についたマダニを発見しました。マダニは皮膚に直接はりついて血を吸うため、毛をかき分けないと発見が遅れてしまいます。早急に飼い主さんに報告し、動物病院で取り除いてもらいました。
ブラッシングをすることで、放っておいては危険な虫や、皮膚の異常にも気づくことができます。

「3.スキンシップになる」
ブラッシングをしてあげることで、ワンちゃんとのスキンシップをとることができます。飼い主さんとのスキンシップは、ワンちゃんにとって一番うれしい時間です。そのスキンシップがお手入れであれば一石二鳥です。
とくに子犬の頃から毎日してあげればブラッシングに慣れることができ、サロンでも落ち着いてトリミングができるようになります。

このようにブラッシングには、皮膚を正常に保つ役割からメンタル面のケアまで、さまざまな効果があります。毎日ブラッシングをしてあげるのは大変ですが、時間が空いた2~3分の間でもスキンシップとしてすることで、ワンちゃんの健康を保つことができます。
ぜひ、毎日の習慣として可愛いワンちゃんのために取り入れてあげましょう。